1989年10月3日生まれ、身長171cm、東京都出身の元俳優。血液型はO型。2007年1月に都内での初詣中にスカウトされたことをきっかけに芸能界入りし、ファッション誌のメンズモデルとして注目を集めたのち、舞台作品への出演を本格化させた。
同年12月からのミュージカル『テニスの王子様』1stシーズン『The Progressive Match 比嘉 feat. 立海』にて、比嘉中テニス部の副部長・甲斐裕次郎役に大抜擢される。特筆すべきは、甲斐の代名詞であるラケットを逆手に持って放つ特殊な打法「裏手打ち(バイキングホーン)」の完全再現である。激しいラリーやダンスの中でこの不自然なグリップを違和感なく操り、細身の体躯としなやかな動きで比嘉中特有の沖縄武術「縮地法」を体現。飄々とした佇まいと沖縄弁混じりの台詞回しは、新勢力である比嘉中の強烈な個性を決定づける大きな要因となった。
同公演の冬ツアー中(香川・愛知公演)に肺気胸を患い無念の休演となったが、代役の今井恒允がピンチを救い、その後の石川公演から無事にステージへ復帰。続く『Dream Live 5th』や夏の氷帝戦まで、初代・甲斐裕次郎としてしっかりと役を全うした。その後、俳優集団「NAKED BOYZ」のメンバーや舞台出演などで活動を重ねたが、2012年に不祥事により逮捕されたことが報じられ、以降は芸能界を完全に引退している。現在の動向は不明だが、黎明期の比嘉公演において彼が舞台上に残した鮮烈なパフォーマンスは、今も作品の歴史の中に確かに刻まれている。