京都府出身の俳優、劇作家、演出家。1989年に劇団「そとばこまち」に入団して演劇活動を開始。1995年に自身のユニット「石原正一ショー」を旗揚げし、脚本・演出・振付を担当している。自らを「80年代小劇場演劇の継承者」と称し、漫画をベースにしたサブカル色の強いドタバタコメディで関西小劇場界を牽引してきた。また、自身の肉体と声帯を酷使して漫画の世界を表現するパフォーマンス「漫画朗読」の元祖としても知られ、多岐にわたる才能を発揮しているベテラン演劇人である。
舞台『刀剣乱舞』シリーズでは、日本初のキリシタン大名である**大村純忠(おおむらずみただ)**役として出演。『科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶』にてシリーズ初登場を果たし、情熱的で直情型のキャラクターを力強く演じきった。
特筆すべきは、2022年に上演された本公演『綺伝 いくさ世の徒花』での出来事である。公演期間中に石原が左膝を負傷するアクシデントに見舞われたが、降板ではなく「石原自身は声のみの出演(舞台袖からの生アテレコ)とし、アンダースタディの淡海優が舞台上で演技と殺陣を行う」という異例の演出変更で対応。長年小劇場で培ってきた圧倒的な声の表現力と、代役との見事なシンクロ率によりピンチを乗り越え、刀ステファンの間で語り継がれる伝説の公演となった。