1958年7月3日生まれ、長崎県出身の俳優、ナレーター、劇作家、演出家。長年吉本興業に所属していたが、2023年よりフリーランスとして活動中。
京都大学在学中の1978年に関西を代表する劇団「そとばこまち」に入団し、「はりけーん・ばんび」の芸名で辰巳琢郎や生瀬勝久らと共に看板俳優として活躍、関西小劇場ブームを力強く牽引した。退団後は本名に改名し、劇作家・後藤ひろひとらとの演劇集団「Piper」や、三上市朗らを交えたコントユニット「大田王」のメンバーとしても活動。現在は舞台出演のみならず、テレビ番組や数多くのCMナレーションを務めるなど、声のプロフェッショナルとしても幅広いジャンルで活躍している。
舞台『刀剣乱舞』シリーズには、2017年の『ジョ伝 三つら星刀語り』にて歴史上人物の豊臣秀吉役として出演。黒田官兵衛(山浦徹)を重用しつつも、底知れぬ野心と凄みを持つ天下人を、長年の演劇活動で培われた圧倒的な存在感と軽妙な語り口で見事に体現した。黒田長政(伊阪達也)や刀剣男士たちの運命を大きく揺るがす絶対的な権力者として、物語に歴史のスケール感と重厚な説得力をもたらした。
その他の代表作に、映画『サマータイムマシン・ブルース』、演劇集団Piperおよび大田王の各本公演のほか、「ドナインシタイン博士」名義でのバラエティ活動や、ゲーム作品の脚本を手掛けるなど多才なクリエイターとしての顔も持つ。若手中心の2.5次元舞台において、その長年のキャリアに裏打ちされた本物の「凄み」で作品の屋台骨を支える、演劇界の生きたレジェンドである。